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 日本学術会議は10月29日、会員の選考方法や事務局の体制、政府への提言といったあり方の見直しに向け、課題の検証を本格的に始めた。これに先立ち、学術会議幹部が井上信治・科学技術担当相と面談。会員候補6人が任命されなかったことで、人文・社会科学系の部会は定員の1割近くが欠けており、「活動に支障が出ている」と対応を求めたが、井上氏は「任命は総理の権能」と応じなかった。

 6人が所属する予定だった第1部会(人文・社会科学)の橋本伸也部長はこの日、井上氏に対し「事態が是正されないと政府との信頼関係が損なわれ、学術会議が果たすべき役割が困難になりやしないか大変危惧している。善処していただきたい」。第2部会(生命科学)の武田洋幸部長も「今後第2部にも影響する。大変困惑している」と訴えた。井上氏は「ご意見は総理に伝える」と答えるにとどめた。梶田隆章会長もその後の会見で「6人を任命してほしい。それだけです」と語った。

 一方、学術会議はワーキンググループでこの日から、提言機能や情報発信力、会員の選考方法や事務局の体制などについて検証を始めた。結果は年内に井上氏に報告する予定だ。

 議論のベースとなるのが安倍政…

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