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 ホームセンター大手の島忠に対して株式公開買い付け(TOB)をしている同業のDCMホールディングスは30日、「当社こそが島忠にとって、最もシナジー効果を発現しやすいベストパートナーだ」とのコメントを発表した。島忠にはニトリホールディングスが対抗TOBを発表しており、争奪戦に発展している。

 DCMは約5カ月間にわたって島忠と「相互の信頼関係を大切にし、お互いの事業価値を高めることについて慎重に協議・検討を重ねてきた」とした上で、企業文化が近く、商圏の補完性が高いことなどを改めて強調した。

 DCMは1株あたり4200円の買い付け価格でTOBを進めており、ニトリが29日に発表した5500円とは差がある。価格を上げるかどうかについて、DCMは朝日新聞の取材に対し、明言を避けた。

 一方、島忠株は値上がりへの期待から30日も続伸。終値は前日比470円高い5530円で、ニトリの買い付け価格も上回った。(中島嘉克)