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 琵琶湖の赤野井湾(滋賀県守山市)で1日、ごみを引き上げるボランティア活動「びわこ湖底ごみ回収大作戦」があった。過去最多の約300人が参加した。

 赤野井湾は八つの河川の河口にあり、かつてはニゴロブナやセタシジミなど固有種が多く生息していた。しかし工場排水やごみの流入などで水質が悪化。2012年に環境保護団体や漁業関係者、守山市などが「再生プロジェクト」を立ち上げた。

 湖底ごみの回収はこのプロジェクトが主催し、今年で3回目。熊手状の道具のレーキを手に胴長を着て湖に入る「湖底ごみ班」や湖岸のごみを拾う「陸上班」、汚れたごみを仕分ける「洗浄・分別班」に分かれ、約2時間作業した。

 湖底から回収できたのは、食品の袋やレジャーシート、農作業で使うプラスチック製の波板など計313キロ(昨年322キロ)。重い流木類を除けば、約9割がプラスチックだった。

 琵琶湖での釣りが好きで、大阪府松原市から初参加した高校3年の吉田翔平さん(18)は「水面はきれいなのに底にごみがあり、見えない恐怖みたいなものを感じた。来年もやりたい」と話した。

 プロジェクトの会長を務める秋山道雄・滋賀県立大名誉教授(71)は「多くの人に実態を知ってほしい」と呼びかけている。(新谷千布美)

【動画】琵琶湖の中はどんな世界?ダイバーが撮影(新谷千布美撮影、淡海を守る釣り人の会提供)