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 民事再生の手続きを進めていたアパレル大手レナウンが、再生手続きの廃止決定を東京地裁から先月30日付で受けた。レナウンなどによると、破産の開始決定を4週間後をめどに受ける見通しという。事業譲渡がほぼ完了して収益をあげることができなくなったため破産手続きに移行する、という。

 レナウンは今年5月に民事再生手続きの開始決定を受けた。8月には紳士服の「ダーバン」、高級衣料の「アクアスキュータム」など主な5ブランドを同業の老舗、小泉グループに売却することを決定。ほかのブランドの売り場は先月末までに閉めたという。

 1902年創業のレナウンは90年代前半のバブル崩壊で業績が悪化した。2010年に中国の繊維大手、山東如意科技集団の傘下に入って再建を図ったが、業績はなお振るわず、コロナ禍による売り上げの急減で行き詰まった。