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 2022年北京冬季五輪に向け、フィギュアの各選手が新しい道を切り開きながら、五輪の銀盤を目指す。本番が刻一刻と迫る中、新たなコーチに師事することでチャレンジする選手もいる。指導者の側はどう受け入れているのか。

 「まずは選手を冷静に観察する。最初はちょこちょこっとスタートです」。佐藤信夫コーチ(78)はそう話す。日本人指導者の第一人者。10年バンクーバー五輪の後から17年の引退まで浅田真央を指導した。ほかにも安藤美姫、中野友加里、村主章枝といった別のコーチに師事してきた選手を育ててきた実績を持っている。

拡大する写真・図版佐藤信夫コーチ

 「滑っているのを見て、理にかなっているのか、ここは何が何でも手を加えなければいけないか、を見ていく。すべていっぺんにやったら壊れてしまう」

 スケーティングの基礎をたたき込むことを信条とする佐藤コーチはそう考える。「例えば10円玉があるじゃないですか。それを転がしてみる。スーッと転がってく。どこまでも。スケートの刃と氷も、そういう関係のようなもの。そういうことがスケートの基本なんですよ」。まずはそういった基礎的な部分からスタートして、徐々にジャンプなどの技へと導いていく。

拡大する写真・図版浅田真央(左)を指導した佐藤信夫コーチ

 例えば浅田真央がロシアのタチアナ・タラソワ・コーチの元から佐藤コーチに移った時は、苦手としていたルッツジャンプを修正することが課題だった。アウトエッジで跳ぶルッツ。彼女にはルッツをインエッジ気味で跳び、エラーとなり減点されることがあった。

 「本当に少しずつ。毎日めいっ…

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