【動画】出雲の民家で犬164匹の多頭飼育崩壊=公益財団法人どうぶつ基金提供
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 島根県出雲市の住宅街にある民家で、164匹の犬が8畳2間で飼われていることがわかった。公益財団法人「どうぶつ基金」(兵庫県芦屋市)への取材で分かった。繁殖が繰り返され、適切に飼育できない多頭飼育崩壊が起きているという。基金によると、「一般家庭での多頭飼育崩壊としては国内最大規模」という。

 基金は、管轄する県出雲保健所などと連携して、9日にも全頭を民家から引き出し、10日から不妊手術とワクチン接種をするという。基金が手術代やワクチン代を引き受けるという。

 基金によると、犬は主に8畳2間の平屋で飼われており、飼い主の家族3人は平屋や隣の民家で暮らしているという。

 基金の佐上邦久理事長は10月、飼い主の許可を受け飼育場所の平屋に立ち入ったという。犬は中型犬程度の大きさで、餌が足りないためにやせていて、一部の犬は他の犬のふんを食べていたという。「成犬のふんが出るのを子犬がお尻の後ろで待っている、悲しい状態だった」という。

 基金によると、飼い主の家族は、40年ほど前に野良犬1匹を飼い始めたところから、次々に増えてしまったと話し、不妊手術などには協力する態度を示しているという。

 近隣住民によると、30年ほど前から多頭飼育の状態だったといい、頻繁に犬の鳴き声が聞こえ、洗濯物が干せないほど臭いがするときもあるという。近くの公園では、臭いがひどく住民が行くのを控えるようになってしまったという。

立ち入り検査で頭数把握できず

 多頭飼育崩壊はなぜ見過ごされてきたのか。

 複数の住民によると、県出雲保…

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