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 京阪電車の大阪・天満橋駅と琵琶湖の玄関口・浜大津駅(現・びわ湖浜大津駅、大津市)間を直通で走った「びわこ号」の引退から今年で50年。往時は大勢の行楽客を運んだ車両と同じ色に塗装した電車が、大津市内の石山坂本線(石山寺―坂本比叡山口)で走っている。

 びわこ号の運行開始は1934(昭和9)年。天満橋駅から京都の三条駅までは京阪本線、さらに当時線路がつながっていた京津線を走り、浜大津駅までを1時間12分で結んだ。

 琵琶湖の遊覧観光のほか、冬季には滋賀県北部のスキー場に向かう乗客でにぎわった。夜中に大阪を出発して船に乗り継ぎ、早朝からスキーを楽しんだ。

 珍しい「連節車」と呼ばれる車両だった。二つの車両を台車でつないだもので、三条―浜大津間の急カーブや路面走行に対応した。前部は当時流行の兆しがあった流線形だった。

 運行期間の晩年は京都・三条と大津市内を結び、住民の生活の足となった。70年に引退し、濃淡のクリーム色のツートンカラーの車両が、寝屋川車両基地(大阪府寝屋川市)に保存されている。

 大津市の鉄道ファン、細井民和…

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