後藤一也
ここ5年で甲状腺がんの治療が大きく変わっている。がんを狙い撃ちする「分子標的薬」の登場で、これまで治療法がなかった患者でも助かる人が出てきている。検査法の発達で患者は急増しているが、がんが小さく「超低リスク」の場合には、手術をしない選択肢も広がってきた。
甲状腺はのどぼとけの下にあり、代謝に関わるホルモンを出している重要な臓器だ。
千葉県の女性(48)は2005年、軽い風邪に似た症状が出たが1週間以上たっても治らず、超音波検査で甲状腺がんが疑われた。精密検査で甲状腺がんの9割を占める「乳頭がん」というタイプだとわかり、甲状腺を半分切った。
7年後、再発した。乳頭がんの…
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朝日新聞社会部