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 杉田水脈衆院議員が「女性はいくらでもウソをつける」と発言した。女性による女性批判は、社会の様々な場で起こる。その根っこに何があるのか。言い古された「女の敵は女」から考える。

美輪明宏さん 「返す刀を持っておかないとね」

 「女はいくらでもウソをつける」? まだ「女の敵は女」をやってるとは。時代遅れもいいところですね。

拡大する写真・図版美輪明宏さん

 「女の敵は女」というのは、封建主義の時代からの歴史の流れで、ずっと昔からあるものです。江戸時代には大奥で女同士が戦い、明治になっても、本妻と妾(めかけ)、妾同士と、女の闘争の歴史がありました。今に始まった話じゃない。

 私も子どもの頃から毎日のように見てきました。うちは遊郭街の真ん中で水商売の店をやっていましたから。男の客をめぐって女同士が戦っていました。でも、競争相手じゃない幼い私には、いつも優しくて。愛をたくさんもらいました。

 店には、政治家も教育者も聖職者も、お忍びで通ってきました。昼の顔と夜の顔が、全然違うんです。お堅い職業の人が、酒の勢いで女と痴態を繰り広げている姿を見て、「なんだ? これは」とあきれました。それ以来、私は人を見る時に、持ち物、職業、年齢、性別、肩書といった表面的なものは目に入れなくなったんです。その人の人柄、考え方、魂を見るようになりました。いい教育を受けました。

 女も男も、人間の中身を見れば関係ないのに、「女はウソをつける」とは。きっと処世術の歴史なのでしょう。封建主義、軍国主義が民主主義に代わり、戦後75年も経つというのに、まだ続けているのです。

 そういう女の戦いを見て、「女の敵は女」って言いたい人もいるんですよね。そうやってバカにしてくる人には、返す刀を持っておかないとね。逆にすり寄るなんて、情けないでしょ。

記事後半では、犬山紙子さんが20代の頃の後悔を、社会学者の鈴木彩加さんが保守派の女性たちの葛藤を語ります。

 私はずいぶん戦ってきました。…

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