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 カードは持っているが、サイトは使ったことがない――。菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、政権が掲げるデジタル化の試金石となるマイナンバー制度をめぐり、行政手続きのオンライン申請を受け付ける「マイナポータル」を利用したことがないと打ち明けた。立憲民主党の後藤祐一氏の質問に答えた。

 首相は「役所に行かずともあらゆる手続きができる」ことを目指している。マイナポータルはマイナンバーと結びついた自分の情報の使われ方などが分かる国の個人向けサイトで、来年3月に始まる予定のマイナンバーカードと保険証との一体化の申し込みも始まっている。首相は「保険証の適用はまだ手続きは行っていない。マイナポータルにも申し込んでいない」と答えた。後藤氏はポータルの使用方法の煩雑さを指摘し、「国民に難しいことをお願いしているのだから、ぜひ総理もやってみて」と促し、システムの改善を求めた。(小林豪)