神奈川県海老名市に本社を置く東証1部上場のストッキング・タイツメーカー「アツギ」が、公式ツイッターでのキャンペーンをめぐり謝罪した。タイツ姿の女性のイラストに「性的な描写を連想させる」などと批判が集まった。何が起きたのか。
同社は11月2日の「タイツの日」に合わせ、「#ラブタイツ」と名付けたキャンペーンをツイッターで展開した。30人のイラストレーターに、同社製品を着用した女性をイメージしたイラストを制作し、投稿するよう依頼。投稿を同社アカウントで引用(リツイート)し、PRした。寄せられたイラストに同社担当者が「素敵なイラストばかりで、動悸(どうき)がおさまらないアツギ中(なか)の人」とツイートする様子もみられた。
ところが、イラストの中には女性がスカートを持ち上げた姿や短いスカートで下着が見えそうなものが含まれていた。「タイツそのものより、タイツ女子を鑑賞する意図の方が大きい」「防寒やおしゃれのためのタイツを性的な目で見ているのが怖い」などと批判が相次ぎ、「女性の購買意欲がわくはずがない」との指摘もあった。
また、同社アカウントではイラストレーターのうち1人の作品集告知を9月にリツイートしていたが、告知には下着姿や水着姿の女性の絵も。ツイッターの担当者個人がこのイラストレーターのファンだと明かし、誕生日祝いのメッセージなども送っていた。こうした投稿に「公私混同だ」との批判もあった。
創業70年を超える同社は女性向けのストッキングやタイツが主力商品。「すべての女性の『美』と『快適』に貢献したい」とする「ビジョン」を掲げている。
どのような態勢でキャンペーンに臨んでいたのか。
同社は、発表したおわびの文章…
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