プロ野球独立リーグが九州にも まず2球団、副業を容認

川辺真改
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 九州で初めてとなるプロ野球の独立リーグが誕生し、来春から試合を始める。リーグを運営する九州独立プロ野球機構(田中敏弘代表理事)が4日、発表した。まずは熊本県大分県の2球団でスタートし、規模の拡大をめざす。

 機構によると、リーグ名は「九州独立プロ野球リーグ」で、加盟するのは「火の国サラマンダーズ」(熊本)と「大分B―リングス」(大分)。2球団の対抗戦が年間36試合あるほか、パ・リーグ福岡ソフトバンクホークスの3軍や、四国の独立リーグ球団、沖縄のプロ球団「琉球ブルーオーシャンズ」との交流戦の調整を進めており、公式戦に含める。来年3月20日に開幕し、10月ごろまで計約80試合を予定している。

 さらに、野球人口の減少を食い止めようと、ベースボールアカデミーを来年創設。事情があって野球を続けられなくなった15~17歳の選手(高校通学者は対象外)の受け皿をつくり、進路についても支援する。

 球団の活動は複数の地元企業がスポンサーとして支援する。ただ資金は潤沢とはいえず、選手の平均月給は熊本が15万円、大分が10万円で、副業を容認する。

 災害ボランティアや福祉施設訪問、野球教室開催など、社会貢献活動にも力を入れる方針だ。田中代表理事は記者会見で「野球を通して九州を元気づけたい」と抱負を語った。(川辺真改)