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 元気になって家族と一緒に写真を撮りたい。がん闘病中のママにとって1枚の家族写真が生きる希望だった――。そんな話を聞いた医師が、がんに向き合う母親と支える家族の撮影を呼びかけてうまれた写真展が6日、福岡市で始まる。

 がんのママを支えるNPO法人「ETERNAL BRIDGE」(福岡市東区)が写真展「共に生きる 笑顔の絆」を企画した。きっかけは、NPOのメンバーで乳腺外科医の金城舞さん(41)が、香川県の乳がんの女性から聞いた話だ。女性とはNPOの活動を通じて知り合った。

 女性はがんが再発し、子どもの七五三を祝ってあげられなかったと悔やんだ。「何とか家族で写真を」と治療に励み、着物姿で子どもや夫と撮影できた。「ママと一緒の写真は初めて」と喜んでいた。

 闘病中、女性は自身がやつれて写真を避けていた。そもそも入退院を繰りかえして子どもと一緒にいられる時間も少なかった。だからこそ、女性にはその1枚の家族写真が「宝物」。

 がんと向き合うママたちにとって、家族写真はいかにかけがえがないものか。

 金城さんが写真展を呼びかけ、全国の20~50代の30人が応じた。再発した人や術後10年近い人まで病状はさまざま。髪が抜けたママにあわせて家族みんなでウィッグをつけたり、晴れ着やドレスで臨んだり。全国21の写真館が協力して撮影した27点を展示する。写真は展示はしないものの、家族写真を撮ろうとした思いや周りの人へのメッセージを寄せるママもいる。

 金城さんは「闘病中だけれど笑顔の時間があり、幸せな時間をもてていることを、家族写真を通じて感じてほしい。強さと希望がつまった写真です」と話す。

 9日まで福岡市東区の「なみきスクエア」で。相談コーナーや体験者の講演などもある。

自分の姿忘れて欲しくない

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