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 さいたま市の桜区と西区で、不法投棄が昨年のおよそ5倍と10倍に急増していることが市への取材でわかった。主な現場は荒川河川敷だ。昨年度の市内の不法投棄は見沼田んぼのエリアが4割を占めたが、市は「見沼田んぼで警戒されているという認識が広まり分散した可能性もある」とみており、関係者は警戒を強めている。(黒田早織)

 市産業廃棄物指導課によると、今年1~9月、桜区で確認された不法投棄は8件だった昨年同時期の5倍強の42件、昨年同時期に3件だった西区でも32件に大幅に増えた。荒川の河川敷が中心で、家庭ごみや家電などが目立つという。10月下旬、記者が桜区の現場を歩くと、草木が生い茂り昼間でも薄暗い道ばたに、黒ずんだ洗濯槽やソファなどが無造作に捨てられていた。

 河川敷を管理する国土交通省荒川上流河川事務所によると、例年は転居が多い3~4月や大掃除のごみが出る年末年始に河川敷への不法投棄が増える傾向があるという。今回急増した理由は特定できないとしながらも、「同一人物による集中的な投棄で件数が一気に跳ね上がった可能性もある」とみる。同事務所は業者に委託し、毎日パトロールを行っている。

 一方、緊急事態宣言中の5月に…

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