【動画】投影画面をタッチレスで操作、父娘のベンチャー2社が開発=垣花昌弘撮影
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 プロジェクターで投影したアイコンに指をかざすとタッチレス(非接触)で操作できるシステムを、父と娘がそれぞれ率いる山口県ゆかりのベンチャー企業2社が共同開発した。感染症対策として今後、注目を集めそうだ。

 10月下旬に初めてシステムが導入された徳山積水工業(周南市開成町)1階エントランスの壁面には、プロジェクターが100インチの大画面を映し出し、「歴史」「ポリマー技術紹介」「メディカル製品紹介」「安全・品質・環境」「社長インタビュー」など会社紹介の12のアイコンが表示されていた。見たいアイコンに指をかざすと、その内容を紹介する動画が流れ出した。

 プロジェクターが壁面やガラス面などに投影したアイコンに、指を5~10センチの距離まで近づけると、センサーが感知して画面が切り替わり、動画や画像が流れる。重いディスプレーを壁に設置する必要がなく、壁の雰囲気に合ったメニューを表示できる。施設の案内や商品情報、プレゼン・講演会などでの活用が期待でき、将来は画面の拡大やスクロールにも対応できるようにしたいという。

 開発した「スプリングブレス」(山口市)の小泉崇代表取締役(49)と、「トゥルーヴ」(東京都)の小泉百々恵代表(22)は親子。父の会社がプロジェクションマッピングの事業を始めたのが開発のきっかけだ。最初は投影画面にタッチして操作するシステムだったが、コロナ禍に対応するためタッチレス化を進めた。

 百々恵さんは高校時代から父の会社を手伝い、専門学校でプログラミングを学んで今春卒業。8月に起業したばかりで、スタッフは自分を含め2人。タッチレスシステムの開発と営業を担う。資金調達のためクラウドファンディングにも挑戦している(今月27日締め切り)。

 将来はインターネットとつなぎ、カフェや休憩所で見た広告画面から気軽に買い物ができるようにしたいという。百々恵さんは「近未来感満載のシステム。コロナ対策にもなるので、たくさんの人に知ってほしい」と話した。(垣花昌弘)

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