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 香川県三豊市の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたのを受け、徳島県は5日、県の関係部署や養鶏農家らを集めた会議を相次いで開くなど対応に追われた。香川県へ通じる県境の2カ所に養鶏関係車両の消毒ポイントを設置。養鶏農家には消毒用の消石灰の配布を始め、養鶏場の消毒を呼びかけるなど感染拡大の防止に努めている。

 畜産や食品衛生担当など約20人の職員らを集めた危機管理連絡会議では、直近1週間に県内の食鳥処理場で感染が疑われる鶏は確認されていないこと、発生養鶏場から県内の各処理場に4、5両日に搬入された鶏はないこと、などが報告された。

 県は養鶏農家や市町村の担当者ら約50人を集めた防疫対策会議も開催。養鶏場の消毒の徹底や、異常のある鶏が見つかった場合の速やかな連絡などを求めた。

 一方、消毒ポイントを設けたのは、三豊市へ通じる三好市の国道32号と、美馬市の国道438号のいずれも県境付近。出荷する鶏や飼料を運ぶ車両の消毒に24時間態勢で取り組む。

 家畜の鳥インフル感染は2018年1月に香川県さぬき市の養鶏場で発生して以来となる。隣接する徳島県はこの時も、県内への感染拡大防止のための防疫対策に追われた。

 県の担当者は「再び香川県で発生し、県内でいつ発生してもおかしくない。肉用鶏の生産は県の基幹産業のひとつ。県内で発生させないよう、できることはすべてやる」と話した。(吉田博行)