[PR]

 北朝鮮の国会にあたる最高人民会議は4日、常任委員会総会を開き、禁煙法制定にかかわる政令を全会一致で採択した。政治・思想教育の施設や劇場、映画館といった公共施設での喫煙を禁じ、違反した場合の罰則も定めた。朝鮮中央通信が5日、報じた。

 禁煙法では、たばこの生産や販売、喫煙に対する統制を強化。人民の生命と健康を保護するうえで、団体や個人が守るべき規則を定めたという。

 北朝鮮では2005年にも「たばこ統制法」が制定され、喫煙文化を改めようとした。ただ、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長はヘビースモーカーで知られ、現地視察など公の場でたばこを吸う姿がたびたび報じられている。18年には、訪朝して正恩氏と面会した韓国大統領府幹部が禁煙を勧めると、場の雰囲気が凍りついたとのエピソードもある。このため韓国では「正恩氏も禁煙するの?」と注目が集まっている。(ソウル=神谷毅)