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 新型コロナウイルスの影響で客室の稼働率が下がり、経営が厳しい旅館・ホテル業界。政府の支援策の効果はあったのか、コロナ後を見据えた方策をどう考えているのか。関西で「密になりにくい」観光地とされる滋賀県の琵琶湖畔で旅館を営む金子博美・琵琶湖グランドホテル社長に尋ねた。

 ――コロナ禍でのホテル利用の現状は。

拡大する写真・図版琵琶湖グランドホテルの金子博美社長(びわ湖大津観光協会副会長)。後ろに見える山は「近江富士」と呼ばれる三上山=2020年10月28日、大津市、松田史朗撮影

 「7月に政府の観光支援策『Go To トラベル』が始まり、個人のお客様でお盆などに少しにぎわいが戻った。飲食や買い物に使える地域クーポンの効果もあった。ただ宿泊客の人数だけでみれば、昨年の半分以下の状況。約200の客室のうち、露天風呂付きの44部屋は個人旅行で好調だが、団体旅行が低調なこともあって残りの客室には例年に比べて空きが出ている」

 ――1200人収容の大型旅館です。感染防止策は難しくありませんか。

 「例えば大人数での食事は、定員500人の宴会場を200人で使ってもらい、互いに間隔を空けられるよう工夫している。従業員のマスク着用や検温の徹底はもちろん、最大500畳の宴会場をはじめとする約40の大小宴会場があるので、清拭(せいしき)消毒などにも徹底して取り組んでいる」

拡大する写真・図版大浴場から見える琵琶湖の景色=2020年10月1日、大津市の琵琶湖グランドホテル京近江、松田史朗撮影

 ――立地する大津市もふくめ、…

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