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 菅義偉首相は6日の参院予算委員会で、かつて選択的夫婦別姓を推進する立場で議員活動をしていたことを認めたうえで、「私は政治家としてそうしたことを申し上げてきたことには責任がある」と述べた。ただ、慎重に検討していく考えも強調した。

 共産党の小池晃氏は予算委で、2001年に自民党議員有志が選択的夫婦別姓の推進を党執行部に求めた際、首相や上川陽子法相も名を連ねていたと指摘。首相は06年、読売新聞に「不便さや苦痛を感じている人がいる以上、解決を考えるのは政治の責任だ」とのコメントを寄せていた。

 選択的夫婦別姓の導入を主張する小池氏が「政治の責任を言行一致で果たすべきだ」と迫ると、首相は「家族のあり方に深くかかわり、国民の間でさまざまな意見がある。国民の意見を幅広く聞き、国会の動向を注視しながら対応を検討したい」と答弁した。そのうえで、自らの過去の言動をめぐり「責任がある」と締めくくり、委員会室は野党議員らの拍手にわいた。

 小池氏は質疑後、記者会見で「(首相は)ああいうふうに言った以上は、前に進めてもらわないといけない。党派を超えて取り組んでいきたい」と語った。(小林豪)