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 鳥インフルエンザが発生した香川県三豊市の養鶏場では6日も引き続き、約33万羽の鶏の殺処分が続いた。鶏を埋める大型の溝の掘削作業も始まった。

 県によると、殺処分は5日午前11時15分に開始。午後3時半には災害派遣要請を受けた自衛隊も参加。県職員や他県からの応援、自衛隊員らが交代で常時約200人が24時間態勢で作業にあたっており、6日正午時点での殺処分数は約7万5千羽。作業開始から丸1日で全体の2割強の処分を終えたことになる。

 埋却も含めた作業完了までに10日ほどの期間を想定しているが、2018年に香川県さぬき市で鳥インフルが発生した際の死体は埋却スペースを確保できないことから焼却処分だった。県の担当者は「殺処分は順調に進んでいるが、埋却処分は初めての経験。雨が降れば危険な作業になる」と気を引き締める。

 6日午前には養鶏場敷地内で、殺処分した鶏や卵、エサなどを埋める溝を掘る作業も始まった。重機で幅8メートル、奥行き72メートル、深さ4メートルの溝を2カ所掘る。6日中には掘削を終える見込みで、7日から鶏の死体などを運び込む。埋却総量は700トン近くになるという。

 また、県は6日、鳥インフルによる野鳥の大量死の発生について緊急調査を始めた。発生養鶏場から半径10キロ以内の主なため池17カ所で8日まで実施。死体があれば、回収して感染の有無を検査するという。

 香川県まんのう町の満濃池では6日午後、日本野鳥の会香川県支部のメンバー2人が望遠鏡や双眼鏡を使い、野鳥の生息状況を確認した。川南勉支部長(68)は「渡り鳥のカモやカイツブリの仲間を中心に千羽以上を確認したが、どの鳥にも異常は見られなかった」と話した。(平岡春人、大野正智)

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