ANA、エコ燃料を定期便に利用 CO2を9割削減へ

木村聡史
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 全日本空輸(ANA)は6日、環境に良いジェット燃料(SAF)の給油作業を報道陣に公開した。国内の定期航空便での使用は初めて。二酸化炭素(CO2)排出量が既存のジェット燃料より9割低く、今後も積極的に利用する方針。

 フィンランドの燃料製造会社からSAF混合のジェット燃料550万リットルを調達。この日は米ヒューストン行きのボーイング機に7万6千リットルを給油した。今回はフィンランドから輸入したが、ANAはこの会社と2023年以降、シンガポールの製油所でつくったSAFを調達する覚書を交わした。ANAは2050年までに、飛行機の運航に伴うCO2排出量を05年の776万トンから半減させる計画で、SAFの利用もこの一環だ。

 日本航空もSAFの導入に力を入れている。18年に米国の製造会社に9億円を出資した。22年度にも生ゴミなどを原料とする燃料を米国発日本行きの定期便で使う予定。日航は50年までにCO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げている。(木村聡史)