[PR]

 昨年3月の千葉県立高校の卒業式当日、学年主任の女性教諭が「毛先が赤い」と注意し、当時3年の女子高校生の頭髪に黒染めスプレーをかけたのは人権侵害にあたるとして、千葉県弁護士会は6日、県教育委員会や同県立高校に再発防止を求める警告書を出した、と発表した。

 県弁護士会によると、母親から同会に人権救済の申し立てがあったという。同会は、体罰に準じる対応で学校教育法上許されないと指摘。憲法が保障する自己決定権と表現の自由を侵害しているとした。県教委は「同意の上の行為と認識していたが、事実関係を確認したい」とコメントした。

 また、同会は同日、千葉刑務所(千葉市)の男性受刑者が2016年3月~18年7月、規則上の根拠がないのに独居状態を強いられ隔離に近い状態にあったとして、同刑務所に処遇改善を求める警告と勧告書を出した、とも発表した。刑務所の裁量権を逸脱し、人権侵害だと指摘。同刑務所は「法令に基づき適正に処遇している」としている。(福冨旅史)