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 閉園手続きが突然始まった印西市の小規模認可保育園「にこにこルーム原山」(定員9)をめぐり、運営会社が、市の承認を得ないまま2日に閉園を強行したことがわかった。市は児童福祉法違反の可能性もあるとして、運営会社側と連絡をとっている。ただ、園再開のめどは立っておらず、行き場をなくす園児もいるという。

 運営会社は保育事業を手がけるNCMA(東京都新宿区)で、10月15日に同園の閉園手続きを始めた。市は同27日、不承認を決定。園の継続を求めてきた保育士らは、自主的に保育を続ける考えだった。

 しかし、同園の玄関の鍵が交換され、閉園が強行されたという。扉には、閉園手続きに向けて保育業務を休むことを告げ、「部屋への立ち入りは如何(いか)なる者もできません」と記した紙が貼られていた。

 保育士や保護者らとともに園側と交渉してきた労働組合「介護・保育ユニオン」によると、園児1人が転園できず、家庭での保育を強いられている。別の園児は転園できたが、午後には帰宅する「慣らし保育」が必要で、午後は「にこにこルーム」にいた保育士らが園近くの公民館で預かっているという。(今泉奏)