トラ・マレーバク・コビトカバ…仲間は「ローン」で来園

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西田有里
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 約150種が暮らす神戸どうぶつ王国(神戸市中央区)には、続々と新しい動物が仲間入りしている。「どこから来たのか。高くはなかったのだろうか」。理由を尋ねてみると「ブリーディングローン」。金融用語のような答えが返ってきた。どんな仕組み?(西田有里)

 4月にはスマトラトラ「パンプ」(オス、4歳)、6月にはマレーバクの「ヨツバ」(オス、1歳)、7月にはコビトカバの「タムタム」(オス、1歳)。いずれもブリーディングローンを利用してやって来た。

 動物園同士が繁殖目的で、動物を無償で貸し借りする仕組みだ。水族館でも利用されている。種の保存に取り組みながら、お金をかけずに展示を充実させることができる。

 動物を手に入れるのには他に購入や譲渡、交換といった方法がある。ただ、園で動物の契約などを担当する中川大輔さん(46)は「購入となると高い動物には手が届かない。交換も、価値が見合う動物がそろわなければ成立しない」。そこで便利なのが、ブリーディングローン。動物の所有権を移す必要がないため交渉がしやすく、借りる側の負担も基本的には運搬費だけだ。

 貸す側にもメリットがある。契約次第では、貸し出した動物から生まれた子どもの所有権を得ることができるという。

 大阪府吹田市の生物ミュージ…

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