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 トランプ米大統領は6日夕、ツイッターに「投開票日の夜遅く、私はこれらの州全てで大幅にリードしていたのに、数日が経過すると、リードは魔法のように消えた」と投稿し、バイデン前副大統領にリードされていることに強い不満を示した。トランプ氏はまた、「バイデン氏は不当に大統領の職を宣言すべきではない。私もその宣言ができる。法的手続きは始まったばかりだ」と投稿。バイデン氏が勝利宣言をすることを牽制(けんせい)しつつ、法廷闘争を進める考えを強調した。

 今回の大統領選では、新型コロナウイルスの感染防止策として郵便投票が急増したが、民主党支持者の方が多く活用した。ペンシルベニア、ミシガン、ウィスコンシンなどの州では郵便投票の開票を後から行った結果、当初はトランプ氏がリードし、後からバイデン氏が追い上げて逆転している。

 この現象は選挙前から想定され、選挙の専門家は共和党のシンボルカラーの赤をもじって「レッドミラージュ(赤い蜃気楼(しんきろう))」と呼んでいた。しかし、トランプ氏は支持者らに向けて「不正選挙が行われた」などと主張している。

 一方、バイデン氏は6日夜、地元のデラウェア州ウィルミントンから国民向けに演説を行い、「まだ勝利宣言はしない。しかし、数字ははっきりと物語る。我々はこの選挙で勝つ」と述べ、過半数獲得に自信をみせた。(ワシントン=園田耕司)