8施設で宿泊無断キャンセル、分割弁済で和解 地裁支部

平賀拓史
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 今年1月、栃木県那須塩原市などの8宿泊施設で無断キャンセルをしたとして、被害に遭った8施設が、予約した千葉県柏市のキャバクラ経営者の女性と男性従業員2人に280万円の損害賠償を求めていた裁判で6日、宇都宮地裁大田原支部で和解が成立した。

 和解内容は、女性経営者が月20万円の分割払いで今月から14カ月かけて弁済するというもの。訴状によると、女性経営者は男性従業員2人に職場の慰安旅行の宿泊予約を指示。8施設に8~10人の宿泊を予約したが、姿を見せなかった。女性は無断キャンセルの事実を把握していたという。

 8施設は3人に対して280万円の損害賠償を請求。男性従業員2人は第1回弁論に出廷せず、同支部は9月、2人に280万円の支払いを命じる判決を出した。女性は弁論に出廷し、事実関係を認めた上で、分割払いでの和解を求めていた。

 原告の1人で湯守田中屋(那須塩原市)の田中佑治専務(28)は「今後同じことが起きないよう、業界内で対策の枠組みを作っていきたい」と話した。(平賀拓史)