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 国内屈指の名刀や刀装具の名作を集めた特別展「崇高なる造形――日本刀 名刀と名作から識(し)る武士の美学」が7日、山梨県都留市上谷1丁目のミュージアム都留で始まった。戊辰戦争の際に東征大総督の任にあった有栖川宮熾仁(たるひと)親王が用いた「村正」(室町時代中期)などが並ぶ。来年1月24日まで。

 日本刀は武器であるだけでなく、それ以上に優れた美術品として多くの愛好家を持ち、海外にも広く知られている。その魅力を伝えようと同館は2018年度に「魂の造形・日本刀 名刀と名作から学ぶ日本の心」を開催。全国各地から多くの来館者があり、再企画を求める声が多く寄せられたことから、第2弾として日本美術刀剣保存協会山梨県支部(伊藤満支部長)との共同主催で企画した。

 「正宗」(鎌倉末期)など平安末期から江戸末期までの刀剣17点は、すべて武士が活躍していた時代に作られた本物の「刀掛け」を使って展示。同館の服部浩平学芸員は「日本刀の展示で全国でも初めての試み。武士が日本刀を見ていた目線を共有し、その美意識を感じてほしい」と話す。

 刀装具では、東西の鉄鐔(つば)の横綱とされる「金家」「信家」の作品12点ずつや、象嵌(ぞうがん)を施した鐔の傑作の一つとされる重要文化財「林又七作 武鑑透二重唐草図鐔」などを鑑賞することができる。

 観覧料は一般600円、高・大学生400円、小・中学生200円。毎週月曜(祝日開館)、11月24日、年末年始、1月12日は休館。問い合わせはミュージアム都留(0554・45・8008)へ。(小渕明洋)

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