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 ラグビーの関西大学Aリーグが7日、奈良県天理市の天理親里ラグビー場で開幕した。5連覇を狙う天理大は摂南大に64―0と圧勝した。8月に部員168人が暮らす寮で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生。つらい時期を乗り越え、初の日本一へスタートを切った。

 前半2分、天理大はゲームキャプテンを務めたシオサイア・フィフィタ選手(4年)のトライで先制。後半に突破力の差を見せつけ、計10トライ。しぶといタックルで完封した。

 この日の試合前、小松節夫監督は選手たちに「この場に立てたのは、いろんな人のおかげ。感謝の気持ちを試合にぶつけよう」と声をかけたという。試合後は「無失点で勝てたのは一つの成果だと思います。一戦ずつ成長して、日本一を目指します」と語った。

 トンガ出身のフィフィタ選手は、8月からの道のりを思い起こして言った。「チームにとって大きな壁でした。いろんな方に支えられたし、温かいメッセージも送ってくれました。もう同じことにならないように。毎日が大事になってくると思います」。部では寮内でのマスク着用や消毒を徹底。天理市内から出ない、電車に乗らないといった行動規制もかけている。

 天理大ラグビー部、恩返しのシーズンが始まった。(篠原大輔)

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