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 北海道は7日、新型コロナウイルスの感染者が新たに187人確認されたと発表した。このうち札幌市が141人を占める。道内の感染者は3日連続で100人を超え、札幌市とともに過去最多を更新。感染拡大を受け、道は独自に定めた5段階の「警戒ステージ」を現在の「2」から「3」へ引き上げた上で、感染が目立つ札幌・ススキノ地区で接待を伴う飲食店などに深夜の営業自粛を求めた。

 この日は神奈川県でも過去最多の137人が確認され、東京、大阪、名古屋の三大都市圏でも約3カ月ぶりの高水準を記録。全国では午後9時現在で1332人となり、寒さが増す中で、再び感染が拡大する傾向を見せている。

 北海道では寒さが増した10月下旬から感染が再び拡大しており、同月23日に半年ぶりに感染者が過去最多を更新。同28日に警戒ステージを「1」から「2」へ引き上げたが、感染拡大を抑えられていない。

 道は今月27日までの3週間を集中対策期間とし、道民や滞在者に感染対策の徹底を求める。クラスター(感染者集団)が目立つ札幌市の繁華街・ススキノ地区では午後10時から翌午前5時まで、接待を伴う飲食店やバーに営業自粛を求め、居酒屋やラーメン店、カラオケ店には酒類の提供自粛を求める。新型コロナ対策の特措法に基づく要請で、応じた店には札幌市と道が20万円の支援金を出す。

 札幌市によると、同地区では10月だけで飲食店59店舗で感染者が確認され、4分の1弱の14店舗でクラスターが発生。その多くが深夜に営業していた。

 道内での入院者数は6日時点で314人と前月末の1・8倍となり、新規感染者のうち感染経路不明の割合は約54%(週平均)を占める。道は1日あたり2550人分のPCR検査態勢を整えており、感染拡大を月内に食い止めたい考えだ。鈴木直道知事は会見で「感染拡大を食い止め、道民の皆様の生命健康を守るための戦いだ」と協力を求めた。

 東京都は3日連続200人超えとなる294人で、8月20日(339人)以降では最多に。大阪でも8月14日(192人)以降で最多の191人、愛知県でも8月9日(129人)以降で最多の113人と、三大都市圏でも増加が目立つ。(松尾一郎)