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 将棋の第33期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)の第3局が7、8日、京都市の総本山仁和寺で指され、豊島(とよしま)将之竜王(30)=叡王(えいおう)と合わせ二冠=が挑戦者の羽生(はぶ)善治(よしはる)九段(50)に172手で勝ち、シリーズ成績を2勝1敗とし、タイトル防衛にあと2勝と迫った。第4局は12、13日に福島市で指される。

 最終盤で劣勢とみられた豊島竜王が粘り強く指したのが功を奏し、羽生九段のミスを誘う形となり、逆転勝ちを収めたとみられる。終局後、勝った豊島竜王は「すぐ次(=第4局)があるので、コンディションを整えて頑張りたいと思います」、敗れた羽生挑戦者は「(これまでと)変わらず、次も全力を尽くしたいと思います」と話した。

 豊島竜王はこれまで名人、竜王、王位、叡王、棋聖を各1期獲得済みで、現在、充実期を迎えている棋士の一人。今期竜王戦七番勝負を制した場合、自身初のタイトル防衛となる。

 一方、羽生九段はこれまでにタイトルを通算99期(名人9期、竜王7期、王位18期、王座24期、棋王13期、王将12期、棋聖16期)を獲得済み。羽生九段が今期竜王戦七番勝負を制した場合は、タイトル通算獲得が大台の100期となり、大記録の達成となる。(佐藤圭司)