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 アメリカ大統領選挙は、バイデン前副大統領が当選を確実にした。一方、トランプ大統領は「選挙に不正があった」と主張し続けている。デマで民主主義を曲げようとする大統領は、なぜ生まれたのか。高崎経済大学の三牧聖子准教授(国際政治・アメリカ研究)に聞いた。

――トランプ大統領が開票途中に票の集計を差し止めるように求めました。「投票妨害があった」というデマも広がっています。

 選挙制度そのものに疑義を挟むこの発言は、アメリカの民主主義の伝統、民主主義国としてのアメリカの国際的な威信をまったく考慮していない発言です。民主党支持者の利用が多い郵便投票を「不正の温床」といった言葉で批判し、その正当性を奪おうとしてきたトランプ大統領ですが、国際的な選挙監視団体などからも「現職大統領の根拠のない主張は、民主主義に対する国民の信頼を傷つけている」と批判が出ています。

――トランプ大統領の支持者は、アメリカ的な「強さ」に共感しているという分析もありました。今回の姿勢はアメリカ的な「強さ」とは対極にあるようにもみえます。

 トランプ大統領は2016年の大統領選挙が終わってもずっと、選挙モードでした。

なぜデマをあおる大統領に支持があつまるのか。「もろい白人」から読み解きます。陰謀論集団「Qアノン」や、誤情報がSNSで拡散した日本社会の「トランプ化」にも警鐘を鳴らします。

 本来、大統領は選挙が終わった…

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