【動画】大麻草から精麻と麻幹を作る作業=安田琢典撮影
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 三重県内で県の許可を受けて大麻草を栽培している農家がある。「無毒大麻」と呼ばれる品種で、現在は神事用として県内の神社にのみ出荷が認められているが、栽培から3年目を迎えた農家夫妻は、この大麻に可能性を感じ、大きな夢を描いている。

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 10月下旬、三重県南伊勢町の小さな集落にある作業小屋に、大麻草を育てる谷川原健さん(40)と妻の未来さん(40)がいた。

 健さんは夜明け前から入り、乾燥状態で保管してきた大麻草の茎を、大麻草の繊維くずが入った水に漬け込んだ後、毛布でくるむ。40度ほどの温度を保ったうえで茎を自然発酵させる作業だ。

 それから3日ほどかけて発酵させた大麻草の皮を丁寧にむき、茎の表皮で作られる「精麻(せいま)」と内側の芯の部分にあたる「麻幹(おがら)」とに分け、皮に付着した余分な繊維をそぎ落とす。

 「精麻の良しあしは、発酵の具合で決まるといっても過言ではない」と話す。

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