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 ゆうちょ銀行の口座から不正引き出しが相次いだ問題で、同行は9日、プリペイド機能付きデビットカード「mijica(ミヂカ)」について、取りやめることも含めて検討していると明らかにした。ミヂカが提供する機能をほかのサービスで提供できるようにすることなどを考えているという。

 ミヂカをめぐっては今年8~9月に計54件、332万円が不正に引き出される被害が出た。被害判明後も送金上限額の引き下げで不正を防げると判断してサービスを続け、被害の拡大を招いた。また、会員1422人分のサイトで不正ログインがあり、個人情報を盗まれた恐れも出ている。いまは、安全性が不十分な送金機能に加え、会員サイトの利用を停止している。

 ミヂカは2017年1月にプリペイドカードとして提供を始め、18年1月に送金、19年1月にデビットカードの機能を追加した。8月末時点でカード保有者は約20万5千人に上る。悪用された送金機能は半年で1200人程度が使っていた。