ウィルミントン=渡辺丘、藤原学思、サンフランシスコ=尾形聡彦
私は女性として最初の副大統領になるだろうが、最後にはならない――
バイデン新政権で副大統領に就任するカマラ・ハリス上院議員(56)が7日行った演説が「歴史的だ」と米メディアや有権者から称賛されている。父はジャマイカ、母はインドからの移民。黒人女性として、アジア系として、初めて米国の副大統領となるハリス氏の存在感が増している。
7日夜、バイデン氏が勝利宣言したデラウェア州ウィルミントンの演説会場で、ひときわ大きな歓声を集めたのが、主役に先立って演説したハリス氏だった。
「民主主義は状態ではなく、行動である」。ハリス氏は、公民権運動を指導した故ジョン・ルイス下院議員の言葉を引用しつつ、「今回の選挙では米国の民主主義、魂が問われた。世界が見守る中で、あなた方は米国の新しい日を導いた」「皆さんは票を投じて明確なメッセージを送った。希望、結束、品位、科学(への信頼)、そして真実を選んだ」と、ほほえみを浮かべながらテンポ良く話した。
今年は米国で女性に参政権が憲…
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朝日新聞国際報道部