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 豚熱(CSF、豚コレラ)の被害を受けた愛知県豊田市の養豚農家3軒が生産する豚肉「とよたひまわりポーク」のロゴマークが決まった。市立前林中学校3年の小田春嬉(はるき)さん(14)がデザインした。今後、スーパーなどで売られる豚肉パックなどに使われる。市内の二つのホテルでは3農家を応援するため、この豚肉を使った中国料理の提供を始めた。

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 飼育する豚の感染が昨年2月に確認されたトヨタファーム、昨年8月に豚熱が発生した堀田畜産、感染拡大防止のために設楽町にある養豚施設で早期出荷を強いられた株式会社内山は共同で、9月から「ひまわりポーク」を市内のスーパーで売り出した。

 食肉製造・販売「フィード・ワンフーズ」(横浜市)の西日本事業部(豊田市)から提案を受け、豚肉にうまみが増すとされるヒマワリの種を配合飼料に混ぜ、「食べやすく買いやすい肉」を目指したという。

 「地元から愛され、消費者に身近に感じてもらおう」と、市内の小中高校生にロゴマークを募り、393点の応募があった。

 選ばれた小田さんの作品は、豊田市の形を背景に、豚が種を持つデザイン。ヒマワリの花をあしらい、黄や緑など鮮やかな色を塗った。8日にあった表彰式で、小田さんは「養豚農家の方を元気づけるために、明るい色を塗りました。みんなに愛着が持たれるマークになって欲しい」と話した。

 名鉄トヨタホテルとホテルトヨタキャッスルは、3農家を応援するため、ロゴマークの決定に合わせて8日から12月30日まで、この豚肉を使った料理を中国料理店で提供している。

 名鉄トヨタホテルにある「万陽華」は焼きたてチャーシューラーメン(1815円)▽回鍋肉セット(1980円)▽ディナー(6600円)、ホテルトヨタキャッスルの「桃園」は角煮定食(2500円)▽排骨麺セット(2千円)▽ディナー(8千円)に使われている(価格は税込み)。

 名鉄トヨタホテルの猪飼康平・営業統括支配人は「豚熱で地元の農家が苦しんでいたので、何か応援したいと思った。普段はライバル関係にある両ホテルで、地元を盛り上げる取り組みにしたい」と話した。(小山裕一)

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