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 埼玉県皆野町野巻の野巻椋神社で、20年前に地元の子どもらが埋めたタイムカプセルを掘り起こす催しが8日あり、思い出の品々を取り出しては、当時を懐かしんでいた。

 タイムカプセルは2000年11月5日に、野巻子ども会の小学生たちと、子ども会を支える育成会の親たちが、金属製の水道管で作ったカプセルを境内の地中に埋めた。

 この日は、約30人が見守る中、数人がスコップなどを使って水道管を掘り起こし、電動カッターで切断して中身を取り出した。

 作文や写真を保管した子どもが多い中、当時のテレビゲームなどを入れた子どもも。ウイスキーを入れていた大人もいて、大事そうに受け取っていた。

 当時、小学6年生で子ども会会長だった今井琢也さん(31)は航空ショーの写真や作文、飛行機のプラモデルが入ったケースを受け取った。「感慨深いものがある。プラモデルはなくなったと思っていたが、このカプセルに入れていたのを忘れていた。作文は帰宅してから読もうと思っています」と話した。

 子どものころから飛行機が好きで、陸上自衛隊に入隊した経歴も持つ今井さんは、あいさつの中で「自分も悪ガキだった。20年という月日は人を十分に変えていくものがある」と振り返った。

 今井さんの父親で、当時の育成会会長だった義男さん(62)は、カプセルを埋めた日に発行された新聞各紙と2千円札を入れていた。カプセルから取り出したある全国紙の1面トップの記事には「旧石器発掘ねつ造」という特ダネが掲載されていた。2千円札については、「かみさんからもらったもの。いい小遣いだな」と笑った。(原裕司)

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