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 加藤勝信官房長官は10日午前の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者が国内で増えていることについて、「最大限の警戒感を持って対処すべきだ」と述べた。政府の分科会が9日にまとめた「踏み込んだクラスター(感染者集団)対応」などを求める緊急提言に沿って、対応を急ぐ考えを示した。

 加藤氏は「全国の新規感染者数は日によって1千人を超え、東京都だけではなくて北海道、大阪府、愛知県などで100人を超える感染者が確認されている」と指摘。分科会の緊急提言について「大変重要なもの。しっかりと実行していくよう、対応してきたい」と述べた。

 分科会の提言では、①今より踏み込んだクラスター対応②若年層や飲み会参加者にも伝わる情報発信③店舗や職場などでの感染防止策の確実な実践④国際的な人の往来の再開に伴う取り組みの強化⑤感染対策を検証するために有効なウイルスの遺伝子解析の推進――などが必要だとした。

 一方、加藤氏は「現在の病床確保に対する使用率は、感染が拡大している都道府県でも、おおむね3割程度にとどまっている」と述べ、病床数にはまだ余裕があるとの認識も示した。