[PR]

 奈良市の世界遺産・薬師寺は10日、約1世紀ぶりの解体修理が進む国宝・東塔(8世紀前半ごろ、高さ約34メートル)を、来年3月1日~6月30日に一般公開すると発表した。今年春に落慶法要と一般公開を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期になっていた。落慶法要の時期は未定という。

 東塔は大小の屋根が重なるリズミカルな建築美から「凍れる音楽」とも称される。修理は2009年に始まった。寺によると、建物部分の工事は完了し、基壇などの周辺整備を進めている。一般公開中は基壇上から、初層(1階部分)の扉から心柱(しんばしら)などを見ることができるという。

 生駒基達(きたつ)副住職は「1300年立ち続けてきた塔の姿を多くの方々にご覧頂ければ」と話した。

 東塔の拝観には入山料が必要。3~6月は大人1100円、中高生700円、小学生300円。通常の拝観場所以外に追加で2カ所を拝観できる特別共通割引券は大人1600円、中高生1200円、小学生300円。問い合わせは薬師寺(0742・33・6001)。(根本晃)