杉浦奈実
計算速度の世界ランキング「TOP500」で2期連続世界一になり、新型コロナウイルス感染症対策でも活躍するスーパーコンピューター「富岳」。開発を率いる理化学研究所計算科学研究センターの松岡聡センター長(57)に、情報科学の未来や課題について聞きました。
――スパコンに関わろうと思ったきっかけは何ですか。
学生の頃からコンピューターに興味があって、趣味としてやっていたんです。当時はマイクロコンピューター、マイコンの創生期。趣味が高じて、ファミコンのソフト開発も何本かしましたよ。
――当時コンピューターはあまり一般的ではなかったのでは。
ええ、電卓はあったけど。元々「アキバ少年」で、小学生の時から秋葉原に通っていたんです。中学生の時に「コンピューター」が売られているのを見て、「なんだこれは」と。
アキバ少年は、どうやってスーパーコンピューターを作ったのか。軍事転用への懸念は…記事後半でたっぷり語ります。
昔もパーツは売られていたけど…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。
残り:2884文字/全文:3238文字
【1/25まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら
速報・新着ニュース
あわせて読みたい
PR注目情報