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 国土交通省は10日、飲食店が路上にテーブル席を置く「テラス営業」や持ち帰りを支援する道路占用許可の緩和の特例措置を2021年3月末まで延長すると発表した。期限が11月末になっており、延長の要望が強かった。道路法改正の新制度を活用し、来年4月以降も恒久的な制度にすることを目指す。

 特例措置では、地方自治体や商工会などが一括して申請し、道路管理者の国や県などから許可を受ければ、歩道に客席やテーブルなどを置いて営業できる。占用料は付近の清掃に協力することで免除する。

 今年6月に新型コロナウイルスの影響を受けていた飲食店を支援する緊急措置として導入した。国交省によると、9月1日時点で約420の地方自治体が導入し、約240件で占用を許可。9月の調査では約9割が延長を希望したという。

 来年4月以降は、今年5月の道路法改正で新たにできた歩行者利便増進道路制度を使って恒久的な制度にすることを目指す。11月下旬に始める予定だが、道路管理者が占用の特例を適用する区域を指定するなどの手続きが必要で時間がかかるため、新型コロナ対策の特例制度を延長した。(南日慶子)