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 JR東日本は10日、通勤の多様化に合わせた新たなポイント還元サービスを来春から始めると発表した。Suica(スイカ)を使って混雑していない朝の通勤時間帯(オフピーク)に定期券で電車に乗った人や、同じ運賃の区間を1カ月に10回以上乗った人に還元する。

 オフピークの還元は、JRの在来線で、スイカ定期券で乗車した人が対象。スイカへのチャージなどに使える「JREポイント」を、各駅ごとに設定した朝のピーク時間よりも早い時間に乗れば1日15ポイント、遅い時間なら1日20ポイントつける。ピーク時間帯の混雑を緩和する狙いがあり、1年間限定で導入する。

 また、新型コロナの感染拡大でテレワークが浸透し、定期券から回数券に切り替える動きがある中で、「スイカ版回数券」も導入する。具体的には、在来線でスイカを使って同じ月に同じ運賃の区間を10回乗ると、運賃1回分のポイントを還元する。11回目以降は、そのつど運賃の10%相当を付与する。区間が違っても、たとえば運賃が同じ220円の東京―赤羽と品川―川崎に乗った場合は2回分とカウントする。

 ポイントの還元を受けるには、JREポイントの登録が必要で、定期券の場合は、さらにウェブサイトで別の登録がいる。

 同社はこれまで、利用額に応じたポイント還元をしていた。ゆくゆくは混雑しない時間帯のみ使える割安の定期券を導入したい方針で、今後国土交通省と本格的に議論する。(友田雄大)