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 師走の京都を彩る南座の「吉例顔見世(かおみせ)興行」が、コロナ禍の制約を乗り越えて今年も開催される。出演する片岡仁左衛門が胸のうちを語った。

 「本当にギリギリまで心配していましたので、ありがたい。感無量でございます」。南座の顔見世は、太平洋戦争中や戦後の関西歌舞伎低迷期も途絶えることなく続いてきた。それだけに、「関西の役者には『思い』があります」。今年米寿を迎えた坂東竹三郎も、本人の強い希望で数分間の出番ながら舞台に立つ。

 仁左衛門が演じるのは、第2部「熊谷陣屋」の主人公、熊谷直実。初役は、孝夫時代の24歳の時だった。以来、1998年の仁左衛門襲名公演も含め、幾度も演じてきた。「戦いの空しさや反戦の思いがこもっている。すんなり気持ちが入る、好きなお役です」

南座 吉例顔見世興行
12月5~19日(11日休演)。第1部は中村鷹之資、澤村國矢(くにや)の「操り三番叟(さんばそう)」。中村鴈治郎、中村虎之介、中村寿治郎、上村吉太朗、上村吉弥、中村扇雀で「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」。第2部「熊谷陣屋」には他に中村歌六、中村隼人、片岡松之助、竹三郎、片岡進之介、片岡秀太郎が出演。隼人、千之助、中村亀鶴の「寿二人猩々(しょうじょう)」も。第3部は尾上右近、中村米吉の「末広がり」、松本幸四郎、中村壱太郎の「廓(くるわ)文章」。特別席1万7千円~3等席4千円。15日発売開始。チケットホン松竹(0570・000・489)。

 後白河院の落胤(らくいん)、…

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