上場企業の上半期純利益、40%減の見込み 改善傾向も

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吉田拓史
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 上場企業の2020年4~9月期決算は売上高が前年同期比で15%ほど、純利益が同40%ほど、それぞれ落ち込む見通しだ。四半期ごとに分けると、7~9月期は4~6月期より落ち込み幅が縮小している。新型コロナウイルスの影響は続いているが、改善傾向にある。

 東証1部の3月期決算企業1331社(金融を除く)のうち、10日までに決算発表した1031社(対象の77%)をSMBC日興証券が集計した。上半期の売上高は前年同期比15%減の173兆円、営業利益は同45%減の8・5兆円、最終的なもうけを示す純利益は同36%減の8・1兆円だった。

 四半期別にみると、7~9月期の売上高は前年同期比11%減、営業利益は同26%減。4~6月期は同20%減と同64%減だったため、上向いている。緊急事態宣言や海外での都市封鎖ロックダウン)の解除などで、7~9月期は経済活動の再開が大きく進んだ。

 通期業績でみると、売上高は前年比11%、営業利益は同29%、純利益は同26%それぞれ減る見通しだ。

 決算発表した企業の4分の1が純損益の見通しを上方修正した。早期回復が目立つのは自動車業界。中国と米国の市場で需要が戻り始め、トヨタ自動車など大手3社が上方修正した。自動車向けの部品メーカーも同様の動きが相次いでいるという。テレワーク関連では東京エレクトロンなどのハイテク企業、巣ごもり需要ではゲーム事業が好調なソニー、加工食品が伸びた味の素などが上方修正している。

 4~6月期はリーマン・ショ…

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