「第3波」が広がりつつあるのか。国内でも新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからない。クラスター(感染者集団)の発生が相次いだ北海道や医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な青森では、医療提供体制や市民サービスにも影響が出た。
7日連続で感染者が100人を超えた北海道。9日は初めて200人に達し、11日も197人の感染が判明した。道は独自に定めた5段階の「警戒ステージ」を7日に「2」から「3」へ引き上げ、クラスターが多発する札幌・ススキノ地区の飲食店に深夜の営業自粛を要請するなど封じ込めを図るが、歯止めはかかっていない。
「高度な医療を担う機関での(クラスター)発生は大変なこと。(対策の)レベルが高いところでも感染が起こりうる」。札幌市の担当者は10日の会見で驚きを隠さなかった。同日に市が発表した4件のクラスターの一つは国立病院機構北海道医療センター(札幌市)。感染対策は万全なはずだったが、看護師9人と入院患者3人の計12人が感染した。
クラスターはススキノの飲食店…
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