【動画】二刀流留学生、バスケとバレー両方で大活躍=河野光汰撮影
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 近畿大にバレー部とバスケットボール部を掛け持ちし、双方で今秋の関西学生1部リーグの優勝に貢献した留学生がいる。コンゴ民主共和国出身の1年生ムヤ・フランシス選手(19)。もともとはバスケット部員として高校から日本に留学、バレーへの熱心な勧誘にほだされて大学で「二刀流」に挑んでいる。

 10月24日、バレーの関西学生リーグ立命大戦が行われる奈良県桜井市の芝運動公園総合体育館にその姿があった。身長206センチ、体重100キロの巨漢は、長身選手が多い会場でもひときわ目を引く。全セットに出場、主にブロッカーとして相手の攻撃を断った。

「両方出場、見たことない」

 翌25日、まず午前中は大阪府吹田市に。バレーの龍谷大戦に出場し、夕方からは大阪市内であったバスケットの京産大戦へ。第2クオーター途中からコートに入ると、ゴール下で相手留学生と競り合うなど守備面で存在感を放った。競技は違えど同じ関西学生リーグで龍谷大、京産大に「連勝」した。「疲れもなくやれた」と涼しい顔で言った。

 「両方で出場する選手は見たことがない」。関西大学バレーボール連盟の黒田進会長代行と関西学生バスケット連盟の北波(きたば)正衛(しょうえい)理事長は口をそろえる。選手登録上の問題もないという。近大のバレー部は全日本大学選手権で準優勝1回、バスケット部も同4強などの実績がある強豪だ。米国などでは複数競技の掛け持ちは一般的だが、日本の、しかもトップレベルの大学の体育会では珍しい。

 フランシス選手は15歳で高校バスケットの強豪・延岡学園(宮崎)に留学し、3年時は全国高校選手権で8強入りした。二刀流挑戦のきっかけをつくったのは、近大バレー部の光山秀行監督だ。高1のとき、近大であったバスケットの練習会に参加したフランシス選手の最高到達点355センチを誇るジャンプ力にほれこんだ。近大バスケット部に所属する延岡学園の卒業生から「彼はバレーもうまい」との情報も得た。

バレー部監督に口説かれて

 「大学ではバレーをやらんか。実業団への道もあるぞ」。光山監督は宮崎まで出向き、近大のOBが実業団で競技を続け、引退後も活躍している例などを説明し口説いた。母国でバレーの経験もあったフランシス選手は「そういうチャンスがあるなら」と決意。バスケットへの思いも断ち切れず、実業団入りをめざすバレーに重きを置きつつ、兼部することにした。

 「バスケとは人数も違うし、試…

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