モスクワ=喜田尚
アルメニアが実効支配するアゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ地域をめぐる紛争で、支配地を大幅に引き渡す停戦合意に署名したアルメニアのパシニャン首相に対し、国内の批判が強まっている。野党には合意の破棄を主張する動きもあり、ナゴルノ・カラバフの地位をめぐる今後の和平協議が複雑化しそうだ。
停戦合意は10日未明に発効した。合意によって現地の停戦監視を担うことになったロシア軍の平和維持部隊は即日アルメニア入りし、11日朝から順次ナゴルノ・カラバフ地域に向けて出発した。
合意によってアゼルバイジャン側は9月末から始まった今回の軍事衝突で制圧したかつてのナゴルノ・カラバフ自治州の南部にあたる地域を維持。さらに、1990年代はじめ以来アルメニアが実効支配してきた周辺地域の多くが、12月1日までにアゼルバイジャン側に引き渡される。
アルメニア側の打撃は国境沿い…
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朝日新聞国際報道部