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北川学・中東アフリカ総局長

 イランにとって、バイデン氏の当選ほど待ち遠しいことはなかった。2018年にイラン核合意から一方的に離脱し、強烈な経済制裁を復活させた「宿敵」トランプ政権の終わりを意味するからだ。

 経済制裁のもと、国の屋台骨である原油輸出は日量10分の1程度に激減した。通貨リアルは暴落し、輸入品を中心に物価は上がり、食料はものによって2倍以上に。糖尿病の薬が品薄になるなど制裁は庶民の暮らしを直撃し、イランは一日も早い解除を望んでいる。

 バイデン氏は今年発表した論文で、核合意について「イランは順守しなければならない。そうすれば、私は合意に復帰する」と書いた。新政権が発足すれば、復帰と制裁解除に向けた動きが出てくるだろう。

バイデン氏は「幻想は抱いていない」とも

 トランプ政権に反発したイラン…

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