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 開票作業が続くミャンマーの総選挙で、アウンサンスーチー国家顧問が率いる与党・国民民主連盟(NLD)は11日夜までに、開票が済んだ443議席のうち382議席を獲得した、との独自集計結果を発表した。最終的な議席は、圧勝した前回を上回る見通しだとしている。

 NLDは前回、改選議席の約8割を占める390議席を得て、単独過半数を握った。今回も過半数の322議席を大きく上回る見込みで、NLD幹部は取材に「前回を超える議席を得られるだろう」と語った。

 選挙管理委員会の同日夜までの発表では、開票を終えた210議席のうち172議席をNLDが占め、最大野党で国軍系の連邦団結発展党(USDP)は16議席にとどまっている。

 投票前は、憲法改正、少数民族武装勢力との和平という二大公約を進展させられなかったNLDが、前回より議席を減らすとの見方が大勢だった。だが、新型コロナウイルスの影響で選挙運動が制限されたことが、知名度に勝る与党に有利に働いたとみられる。軍の影響力が増すことを恐れた層が、NLDに不満を抱きつつ投票したとの分析も出ている。(ヤンゴン=福山亜希)