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 国技館がどっと沸いた。歓声の自粛が求められているファンも、驚かざるを得ない。十両・宇良が大技「居反(いぞ)り」を決めた。

 12日の大相撲11月場所5日目。

 「自然に体が動いた。自分でもびっくりしました」と宇良。旭秀鵬の懐に潜り込むと、下から抱え上げて体を反りながら、倒した。十両以上では1993年初場所で十両の智ノ花(現玉垣親方)が花ノ国戦で決めて以来、27年ぶりに出た難しい技だ。

 関学大時代に大会で居反りを決めて有名になった宇良。大相撲ではここまで見せられなかったが、約3年ぶりに関取に復帰した今場所の前、「バンバン出します」と宣言していた。

 有言実行のこの日、宇良ははにかんだ。「居反り、居反りと言われながら、そういえば出してなかったですね。ついに出た」