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 日産自動車が12日に発表した2020年9月中間決算は、最終的なもうけを示す純損益が3299億円の赤字(前年は653億円の黒字)で、破綻(はたん)寸前で仏ルノーから出資を受け入れた1999年以来、21年ぶりに赤字に転落した。拡大路線の転換を図っており、赤字は織り込み済みとするが、厳しい状況は続く。

 21年3月期の業績予想は7月発表の予想に対して純損益の赤字は550億円減の6150億円に、売上高は1400億円増の7兆9400億円に修正。コロナ禍からの回復が想定以上だとして、世界販売の見通しを4万台上乗せし、416万5千台にした。ただ構造改革費用などがかさみ黒字化は難しい。

 中間決算の売上高は、前年同期比38・2%減の3兆926億円。本業のもうけを示す営業損益は1587億円の赤字(同316億円の黒字)で、トヨタ自動車やホンダが黒字を確保する中、明暗が鮮明になった。

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 販売店の営業再開で7~9月の世界販売は直前の3カ月と比べて6割以上増えた。ただ前年同期と比べると、7~9月の世界販売全体が4・8%減だったのに対し、日産は16・9%減と減少幅が大きい。中でも4分の1を占めてきた米国は9月も前年同月比28・4%減と、トヨタ(同16・2%増)やホンダ(同11・5%増)より回復が鈍い。

 内田誠社長は12日の記者会見で「過度に台数を追わず、質の向上で収益を上げることに注力した」と説明。米国は企業向け大口販売「フリート」の比率を抑えた影響が大きいという。一方、投入予定の12の新型車は9月までに1車種しか出ておらず、需要を取り込めていない。

立て直しの鍵を握るのは

 「販売の質の向上は着実、確実…

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